International SAKE Challenge インターナショナル・サケ・チャレンジ

Chairmen's Welcome 【共同実行委員長からのご挨拶】

Tetsuo Hasuo 蓮尾 徹夫

Tetsuo Hasuo 蓮尾 徹夫

「神代の昔より、日本の民族酒として、日本人に癒しと楽しみを供給してきた文化と伝統の酒である日本酒は、いま日本という原産国のみに留まることなく、世界のアルコール飲料としての地位を確立しようとしています。こうした時期に当たって今般、インターナショナル・サケ・チャレンジが東京で開催されることは、日本酒の国際化にとっての一里塚であり、大変意義深いものと考えます。また、本チャレンジに出品される多くの日本酒の鑑定に当たっては、我々日本人審査員が長年培ってきた評価の方法と、海外市場・消費者の評価を体現する、国際審査員の評価をすり合わせることにより、今後確立すべき真の世界的な日本酒の評価の形を提示する機会になるものと期待をし、今回、公平・公正な立場から審査委員長の責めを全ういたしたいと考えております」

蓮尾博士は、1943年福岡県大牟田市に生まれ、九州大学農芸化学科卒業後、1967年国税庁入庁。その後、名古屋国税局鑑定官室を始め、大阪、福岡、関東信越、東京国税局の鑑定官室に勤務しました。また那覇税務署副署長や国税庁醸造試験所の研究員、主任研究員を歴任し、国税庁鑑定企画官、国税局酒類監理官なども務めました。1984年には東京大学より農学博士の学位を授与されています。35年にわたり日本酒の鑑定官を務め、その経験を「日本酒鑑定官35年」として上梓しました。退官後は、2002年から2008年まで日本酒造組合中央会の理事を務めていました。同会では様々な技術的問題に対応すると共に、「女性のためのOsakeスクール」の校長(講師)を務めるほか、杜氏組合の鑑評会の審査員を毎年務めて、近年は全米日本酒歓評会、International Wine Challenge/ SAKE部門の審査員を務めるなど、国内外で日本酒の啓蒙・普及活動を行っています。2008年に中央会理事退任後は日本醸友会会長として醸造に関するシンポジウムきき酒会を開催しています。


 
Anthony Rose アンソニー・ローズ 【共同審査委員長】
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